検証環境を作成しよう その1
- 目的
私の場合、マイクロソフト製品の導入が主な仕事なので、Widnowsサーバーやその他サーバ製品が使用できる検証環境を作成します。ネットワークは「検証環境を作成しよう その0」で示した通りです。
ちなみに、開発(プログラミング)はやってません。開発は会社ではやらずとも、個人でやってみたいとは思っています。
- ハードウェア
正直、ハードウェアは詳しくありません(汗。なので、ハードウェアの選定とかどうすればいいか知りません(汗。
まあ、検証環境なので、高価なものである必要性はまったくないので安いものを買いましょう。メーカー物で格安のサーバは以下サイトを参考にするといいでしょう。
http://wiki.nothing.sh/1751.html
適当に選んで、あとは仮想化のためにメモリを買いましょう。メモリはECCメモリじゃないと使えない場合があるので気を付けてください。non ECCメモリにも対応しているかどうかはメーカのサイトから確認できます。
オペレーティングシステムがインストールされていないものを買いましょう。linux系は無料で使えるものが多いですし、Windows系はtechnetサブスクリプションでほぼ全て入手できます。
わたしがどのメーカのサーバを買ったかというと・・・なんと、自作です。自作するともっと安くなるかといえば、そんなことはなく、むしろ高くなっています。ならばなぜ自作したかというと、自作したかっただけです。それだけで数万円の価値がある、と思っています。自作したいのであれば、以下をヒントにしてください。
・はじめに
ベストゲートで価格比較をしましょう。価格.comよりいいです。
RAIDやりません。やりたい人は自分で調べてください。
ASUSしかわからない・・・。SUPERMICROとか調べてない・・・。とりあえずP8B-XかP7F-Xを買ってください。P8B-Xのほうが新しいので、おすすめです。これでだけでもうNECのサーバGT110bより高い。
www.asus.comからマザーボードの仕様が見れます。CPU、メモリの選択に欠かせない情報があるので必ず確認しましょう。www.asus.co.jpだと最新のマザーボードの情報がありませんので注意してください。
・CPU
P8B-X、P7F-Xに対応したCPUを買いましょう。といっても、仮想化に対応させるためにXeonが必須です。P8B-XならXeon E3-1220、P7F-XならXeon X3430が一番安い。Xeon E3-1220のほうが新しいです。
・メモリ
P8B-Xの場合、ECC UDIMMが必須です。 P7F-XだとECC UDIMMもnon ECC UDIMMも使えます。ベストゲートで安いの探してください。4GB×2もあれば十分ですが、私は載せられるだけ載せてます。たぶん意味ない。
・HDD
安物買ってください。
・DVDROMドライブ
安物買ってください。
・ケース
安物買ってください。大きいほうが組み立てやすいです。電源付きでもいいです。
・電源
350Wもあれば十分です。HDD複数接続のため、SATAが複数あるといいです。4pin→SATA変換ケーブルが必要になるかもしれません。
こんな所ですか(´ω`)。私が買ったのはP7F-Xです。約2年前に買ってほとんど使用せず今に至っています。なんて体たらくな!!3台持っておりそのうち1つはP7F-Eと1ランク上のマザーボードです。なんて無意味な!!
- ソフトウェア
目的に書いてあるようにマイクロソフト製品を手に入れます。検証目的なのでTechnetサブスクリプションProfessionalを買います。約4万円でほぼすべての製品が使用できます。
注意しなければいけない点が2つあります。1つ目は「ユーザ単位のライセンス」です。 普段使うWindowsオペレーティングシステムは「デバイス単位のライセンス」が普通であり、1ライセンスに付き1台にインストールできて、複数人で使えます。Technetサブスクリプションは1ライセンスに付き複数台にインストールできて、1人が使えます。1つだけ買って、複数の人で使うのはライセンス違反です。使う人の数だけ買う必要があります。2つ目は「使用目的」です。Technetサブスクリプションで手に入れた製品は評価目的でのみ使用できます。これを実際の運用環境(業務、ネットサーフィン、ゲームなど)で使用することはできません。詳しくはTechnetサブスクリプションのFAQを見てください。
あと、PPPoEサーバを建てるので、CentOS 5.7をダウンロードしてください。無料です。
- ルータ
いくつかのルータはヤフオクで中古品が安く買えます。RTX1000がおすすめです。ルータの勉強にもってこいの製品だと思います。ネットワーク機器メーカはシスコが有名ですけどね。
「検証環境を作成しよう その0」のネットワーク図のAirStationはバッファローのブロードバンドルータです。これは普段からインターネット接続に使用しているので、検証環境とは関係ありません。検証環境もネット接続しますよって説明してるだけです。
- その他
DVD-R数枚。ホストOSのインストールに必要です。ゲストOSはisoファイルから読み込めるので不要です。そのため、ホストOSのみをDVDに書き込みます。
次の記事はROUTER01のセットアップです。1週間以内に書けたらいいね。