朝野新月のブログ

おもにIT関係の記事を書いてます。

検証環境を作成しよう その2 ホストOS(Windows Server 2008 R2)のセットアップ

今回はホストOSの入手からインストール、初期設定まで書きます。

 

※technetサブスクリプションを購入してないとダウンロードできません。

http://technet.microsoft.com/ja-jp/subscriptions/default.aspx

必要なものバリバリダウンロードしてください。ダウンロードは専用のダウンローダが必要になります。何かダウンロードしようとすると、まずこのダウンローダのインストールが開始されます。ライセンスキーが必要なものは取れるだけ取っときましょう。昔は10個ライセンスキーがもらえたのですが、現在は数個ですね。違法に使う人がいるからですよ(`ω´)

ダウンローダのバグかどうか知りませんが、たまにダウンロードができません。その場合はフォルダ名を変えてみてください。私の場合、system center系の製品を「system center」フォルダにダウンロードしようとしたら、ダウンロードが開始されませんでした。フォルダ名を変えたところ、ダウンロードができました。フォルダ名に「system center」があるとダメなようです。

製品名が「xxx with service pack 1」となっているのは、xxxにsp1が適用済みのファイルです。「xxx service pack 1 」はxxxに適用できるサービスパックのファイルです。「windows xp service pack 3」をダウンロードしてwindows xpをダウンロードした気にならないでくださいね。「windows xp with service pack 3」ですよ!

  • Windows Server 2008 R2 インストール

ソフトウェアをダウンロードして、DVD-Rに書きこんだら、インストールをしましょう。まずはBIOSの設定をいくつか変更します。BIOS設定画面は電源投入後、何かのキーを押すのが一般的ですが、サーバのメーカによって違います。DELETE、F1~F12あたりがよく使われます。電源入れてすぐ画面上に「press XXX to setup bios」みたいなのが出るので、この指示に従いましょう。

設定項目は以下の3つです。

  1. 起動順序
  2. データ実行防止
  3. ハードウェア支援による仮想化

1はDVD、HDDの順で起動するようにします。HDDが一番上のことがよくあります。2と3はhyper-vのための設定です。

http://technet.microsoft.com/ja-jp/library/cc816844(WS.10).aspx

それっぽいのを見つけて有効化してください。デフォルトで有効になっていると思いますが(´ω`)

設定が終わったら、DVD-Rを入れ、設定を保存して終了します。次はOSのインストールです。

・・・適当にインストールして下さい。ほぼデフォルトで構いません。ハードディスクが1つだけならパーティションを切って、OSシステム用ドライブとデータ用ドライブに分けたほうがいいでしょう。OSシステム側は50GBほどで。

  • 初期設定

インストール完了したら初期設定をします。サーバにログオンすると「初期構成タスク」が起動しますが、左下のチェックボックスをチェックして閉じます。チェックしないとログオンするたびに出てきます。今度は「サーバマネージャ」が立ち上がります。これもログオン時に起動するかどうかのチェックボックスがありますが、よく使うのでオンのままでもいいでしょう。

サーバマネージャの画面から以下の設定をします。

1.「システム プロパティの変更」→「コンピュータ名」タブ→「変更」ボタンをクリックし、「コンピュータ名」を設定します。わかりやすい名前にしましょう。再起動をするか聞かれますが、まだ再起動しません。

2.「ネットワーク接続の表示」→「ローカル エリア接続」を右クリック→「プロパティ」→「インターネットプロトコルバージョン4」を選択→「プロパティ」でIPアドレスの設定をします。デフォルトゲートウェイDNSサーバはブロードバンドルータIPアドレスにします。

3.「リモートデスクトップの構成」からリモートデスクトップ接続を許可します。これにより普段使っているPCからリモートデスクトップ接続で操作できるようになります。ここで出てくるネットワークレベル認証とは、サーバに接続する前に認証を行い、セキュリティレベルを高くして、サーバの負荷を減らす機能です。ネットワークレベル認証を使用すると、リモートデスクトップクライアント(RDC) 6.1以上が必要になります。XPSP3はRDC6.0だったと思います。Win7はRDCはもっと新しいです。確実に接続するためにネットワークレベル認証を使わないようにしましょう。

4.「更新プログラムの構成」から更新プログラムを当てる方法を設定します。勝手に当てられるのは嫌なので「更新プログラムを確認しない」にします。

5.「IE ESCの構成」でIE ESCを無効にします。有効のままだと超不便です。正常に表示されないサイトも出てきちゃいます。

6.「Windows ファイアウォールの表示」→「windowsファイアウォールのプロパティ」でドメイン、プライベート、パブリックのすべてで無効にします。

こんなもんですかね(´ω`)

 

  • ドライバ、更新プログラムインストール

まずドライバからインストールします。サーバ買ったときにディスクが入っているので、それをインストールします。ドライバがアップデートされることもよくあるので、メーカのサイトからダウンロードするのもアリです。

終わったら更新プログラムをインストールします。「コントロールパネル」→「Windows Update」からできます。

 

  • オフロード処理の無効化

Hyper-Vをインストールするとネットワークが遅くなることがあります。その場合、この設定をすると回避できます。以下のサイトが参考になります。

http://www.atmarkit.co.jp/fwin2k/win2ktips/1404noffload/noffload.html

 

1週間に一回更新ギリセーフwww